顎関節症と耳鳴りの関係は？

顎関節症の症状の一つに耳鳴りがあります。
でも、実はこの二つの関連性があまり分かっていません。
それほど関係がないのではないかと発表されている例もありますね。

ですが、本当に顎関節症で耳鳴りに苦しんでいる方は多いです。
三半規管によるめまいや難聴に苦しむ方もいます。
原因はどこかにあるはずなのです。

言い切ることはできませんが、顎関節症と耳鳴りの関係には筋肉説と頭蓋骨説があります。

顎関節症は筋肉にかなりの負担をかけています。
そのことで、筋肉がけいれんを引き起こしたり血流を悪くしたりします。
痙攣の音や血流の音が聞こえる他覚的耳鳴り。
筋肉のゆがみなどで内耳が圧迫されるなどの影響で起こる音源のない自覚的耳鳴り。

また、ストレスや頭痛、肩こりといったその他の症状から不眠や自律神経失調など
間接的な影響もあると思われます。
顎関節症で筋肉が耳に与える影響は多いに考えられますね。

頭蓋骨説というのは、頭蓋骨が動くという説が前提にあります。
耳の内耳と中耳は、頭蓋骨の側頭骨にあって、側頭骨と下顎骨をつなぐ関節が顎関節です。
もし頭蓋骨が動くものとして、顎関節がゆがむと側頭骨が歪み耳に何らかの影響を与えるという説ですね。

早く明らかになるといいのですが、あとどのくらいで解明されるのでしょうか。